「心理カウンセラーになりたい」、「メンタルケアを学びたい」あなたを応援するサイト
メンタルケア心理士は、心理療法によるカウンセリングなどを行うことで、ストレス社会におけるメンタルヘルス(心の健康)をケアする資格です。
ここでは、医療・福祉・教育・産業など幅広い分野で必要とされる、メンタルケア心理士の資格の取り方や概要について説明します。
メンタルケア心理士は、「メンタルケア学術協会」と一般財団法人「生涯学習開発財団」の2団体が認定する資格です。特定非営利活動法人「医療福祉情報実務能力協会」が認定試験を実施しています。
メンタルケア心理士は、現実社会での生活における悩み事や不眠、人間関係、うつ病など精神的な病になる前のメンタルケアです。現代はストレス社会と呼ばれており、たくさんの人が心に病を抱えていますが、カウンセリングなどの心理療法を受けてもらうことで、心身の健康を維持できるようにサポートしていく仕事です。
メンタルケア心理士を取得するには、医療福祉情報実務能力協会が実施する認定試験を受験し、合格する必要があります。認定試験は、在宅で行われますが、受験にあたって以下のいずれかの要件を満たす必要があります。
認定試験では、精神解剖生理学、精神医科学、カウンセリング基本技法などの分野からの出題と、800文字程度の記述問題が課されます。受験要件ともなっているメンタルケア心理士講座では、これらのカウンセリングに必要な基礎知識を学ぶと共に、より実践的な相談援助知識の習得も目指しています。
メンタルケア心理士の資格取得試験の難易度はやや高くなります。在宅試験時の頃からも試験の合格率は毎年およそ40%と低め。これには以下のような理由があります。
認定心理士や産業カウンセラー初級の資格などを保有で受験資格となりますが、多くは通信課程の講座を受講します。
この講座については取得に最短3ヶ月、平均4ヶ月程度と期間的には長くありませんが、付属DVD合計11枚と勉強内容のボリュームが大きいのが試験合格率を下げている理由となります。ただし、メンタルケア心理士は心理学やカウンセリングの初心者を対象としているため、添削課題などをしっかりこなして勉強をすれば合格できるラインまでレベルを高められます。
メンタルケア心理士を他の同学会認定の資格と比較すると、メンタルケアカウンセラー資格より難易度が高く、メンタルケア心理専門士より難易度が低い資格となります。
メンタルケア心理士は、医療・福祉・教育・産業などの各分野で、心理関係の相談員として活躍することが多くなっています。特に産業分野では、労務の担当者が資格取得するケースも多く、企業に設置された相談室などでストレスを抱えた社員のストレスマネジメントにあたることもあります。
メンタルケア心理士は、ストレスを感じやすい現代社会において、自分自身や家族の心の健康を守ることもできる、有益な資格なのです。