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2015年に交付された公認心理師法。これにより、「公認心理師」という資格が誕生します。
公認心理師とはいったいどのような資格で、どんな職業に従事することができるのか、また公認心理師の資格を取るならどんな大学がよいのかをご紹介します。
今後、心理学の分野で活躍したいとお考えの方はぜひチェックしてみてください。
公認心理師は、日本初の臨床心理の国家資格です。今までは心理系の資格といえば民間資格のみでした。しかし2015年に公認心理師法が可決されたことにより、このような国家資格が誕生するのです。
心理学の専門知識があるということを証明する資格で、公認心理師という肩書きのもと就職し、活動することができます。
公認心理師の資格を持っていると、臨床心理士や心理カウンセラーといった心理学系の業務全般を行うことができるとともに、保健医療や福祉、教育などの場でも活躍できるようになります。
では、この公認心理師の資格を取得するには、どのような手順を踏めばよいのでしょうか。必要な条件を満たす必要があり、独学で資格を取得することはできないということを覚えておいてください。
まずは心理学系の大学と大学院を出なければいけません。さらに、公認心理師になるための科目を受けなければいけません。大学での必須科目は25科目、大学院では10科目の単位取得が必要です。
大学院に行かずに公認心理師の資格を得るには、心理学系の大学で公認心理師になるために必要な科目の単位を取得したうえで一定期間以上心理系の職業に従事する必要があります。
この「一定期間」というのはしばらく未定のままでしたが、2017年6月7日に、「2年以上」と定められました。
また心理学系の職業といっても、病院や保健所などの「保健医療」、障害福祉サービスや児童福祉相談所などの「福祉」、学校、教育委員会などの「教育」、裁判所、刑務所などの「司法・犯罪」、生活支援センター、組織内保健管理センターなどの「産業・労働」といった、主要な5分野の施設での就労が定められました。
公認心理師の資格を取りたい場合、どちらにせよまずは心理系の大学に通う必要があります。しかし、公認心理師はまだできたばかりの資格で、カリキュラムも十分に整っているとはいえません。
そこで、公認心理師を目指す際の大学選びのポイントをまとめてみました。
公認心理師のカリキュラムの対応をすでに発表している大学は数多くあります。「公認心理師学科」という学科というより、心理学科の中の一つの位置づけとして扱われる可能性が高いため、事前にチェックしておきましょう。
公認心理師のカリキュラムは現在もまだハッキリとはわかっていません。そこで大切なのが実習先です。大学を卒業したらあとは放任!というような大学ではなく、実習先までしっかり対応してくれる大学を選びましょう。オープンキャンパスなどで質問して、丁寧に答えてくれる大学がおすすめです。
最後に場所についてですが、東京や京都は公認心理師に対応すると発表している大学院が多い傾向にあります。大学卒業後、大学院や実習先で悩まないためにも、あらかじめ東京や京都の大学に進路を絞ると進路も選択しやすくなるでしょう。