認定心理カウンセラーは心理関係の資格の中では知名度が高く、信頼性の高い資格です。ここでは、認定心理カウンセラーの資格の概要や、取得方法について説明しています。
認定心理カウンセラーは、NPO法人(特定非営利活動法人)日本カウンセリング普及協会が実施する資格です。心理関係の資格はさまざま。中でも、認定心理カウンセラーは信頼性の高い資格として、社会的な認知度も高くなっています。
認定心理カウンセラーの資格取得により、医療や福祉関係、教育関連の公的機関などの業務に携われる道が開けるのです。
認定心理カウンセラーの資格を取得するには、日本カウンセリング普及協会が実施する心理カウンセラー認定試験を受験し、合格する必要があります。資格には2級と1級がありますが、2級が初級資格となります。
認定心理カウンセラー2級試験を受けるための受験資格には、次の2つがあります。
※AかBのどちらかに該当すれば、受験資格を満たすことができます。
2級試験は、1次試験(筆記)と2次試験(実技)に分かれており、1次試験を合格した方が2次試験を受験することができます。
試験は、年1回で1次試験は11月上旬に行われます。しかし、受験申請は9月頃なので、忘れずに申し込みをしてください。
認定心理カウンセラー2級の合格率は約50%といわれており、難易度は高いとも低いともいえません。
ただ、受験資格は18歳以上で試験日までに日本総合カウンセリングが行う心理カウンセラー養成講座(前期・後期全40回)を修了している場合もしくは、大学の心理学部または隣接する学科を卒業している場合となっています。
そのため、心理学について大学や大学院で学んでいない場合でも心理カウンセラー養成講座を受講することで認定カウンセラー2級の受験資格を取得することが出来ます。
社会人としてすでに働いている場合で、心理学関連の大学や大学院を卒業していないが、心理学関連の資格取得を目指す人にとっては目指しやすい資格であるといえます。
心理カウンセラー認定試験の受験資格となる「心理カウンセラー養成講座」は、日本総合カウンセリングが運営する、日本心理カウンセラー養成学院で受講することができます。
通常クラスは10ヶ月(全40回・80時間)、短期集中クラスは5ヶ月(全20回・80時間)の期間にわたって、心理療法について学びます。どちらの講座もカリキュラムは同じです。
講座は前期と後期に分かれ、前期講座ではカウンセリング心理学とは何かといった理論的な内容や、さまざまな心理療法の技術などを学ぶことができます。
後期講座では、ロールプレイングを中心に実践的な技術を身に付けていきます。いずれも現場で活躍するプロの心理カウンセラーが講義を担当するので、資格取得してからもすぐに使うことができる実践的な知識を身に付けることができるのが魅力です。