メンタルケアカウンセラーは、心理学の基礎を学び、生活環境におけるストレスで引き起こされる、心の病気を未然に防ぐサポートを行います。ここでは、コミュニケーション形成にも役立つ、メンタルケアカウンセラーの資格の概要や取得方法について紹介しています。
メンタルケアカウンセラーは、心理学の入門知識、またはコミュニケーション形成の基礎能力があることを証明する資格です。この資格は、メンタルケア系の資格の中でも入門レベルの資格になります。
ストレス社会とも言える現代において、職場や家庭などでの環境の変化は、うつなどの症状を発することも珍しくありません。実際、3人に1人がそういった心の病気を抱えているのです。メンタルケアカウンセラーは、心の病気を未然に防ぐため「どうやって精神の安定を保ち、心の負担を軽減させていくか」といった問題に対処していきます。活動内容としては、周囲とのコミュニケーションの形成や、ストレスに関する相談に乗ったりします。
この活動は、自身のメンタルコントロールに当てはめて考えられるので、良い方向に導く相乗効果が期待できます。
メンタルケアカウンセラーの資格取得には、認定試験がありません。メンタルケア学術学会が指定する講座を受講、一定基準の知識があると認められれば、資格を取得することが可能です。メンタルケアカウンセラーの資格の認定は、「メンタルケア学術学会」と文部科学省所管の「生涯学習開発財団」の2つの団体が認定を行っています。
講座受講の要件は、特に設けられていません。講座は、3ヶ月程度の通信講座が中心となるので、メンタルケアに興味があれば、誰でも気軽に受講することができます。講座の修了には、一定の知識&技術があることを証明するために、添削課題などの提出が必要になります。
メンタルケアカウンセラーの資格を取得したら、自身のメンタルケアに役立てるだけではなく、職場などで円滑なコミュニケーションを作り上げることに活用するのがオススメです。心理学の基礎知識を学ぶだけで、職場環境をより良い方向に変えていくことができます。カウンセラーの仕事に就きたければ、メンタルケア心理士やさらに上級の資格を取得すると良いでしょう。