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ストレス社会と呼ばれる現代、いかにストレスと上手に付き合っていくかが、人生を良い方向に持っていくポイントにもなるでしょう。
ここでは、ストレスとの向き合い方を助言する専門家「ケアストレスカウンセラー」の資格、仕事で活躍する分野などについてまとめています。
ケアストレスカウンセラーは厚生労働省に認められた、財団法人「職業技能振興会」が認定している、心理カウンセラーの資格です。
その種類は、「企業中間管理職ケアストレスカウンセラー」「青少年ケアストレスカウンセラー」「高齢者ケアストレスカウンラー」と大きく3つに分けられます。
上記3種類の資格をすべて取得すると、「マスターケアストレスカウンセラー」として認定されます。
講座では、他人間全般の心理学を学ぶ心理カウンセラー系の資格とは異なり、それぞれ独自の視点から人間心理を学んでいきます。
講座受講後の気になるケアストレスカウンセラーの試験難易度は、比較的平易となっています。
仕事内容としては、「どうやって上手にストレスと付き合っていくか」について、心理的な理由による精神疾患に至らないよう、助言していきます。
以下では、「企業中間管理職ケアストレスカウンセラー」「青少年ケアストレスカウンセラー」「高齢者ケアストレスカウンセラー」、それぞれの活躍する現場を見てみましょう。
日本の企業社会において、もっとも多くのストレスを抱えるのが中間管理職と言われています。厳しい職場で蓄積した中間管理職のストレス、精神衛生問題を扱うのが、企業中間管理職ケアストレスカウンセラーです。
もちろん、中間管理職のみならず、会社内全体の立場の人の心理問題も扱い、企業の中には休職中の社員を総務部社員が訪問する場合もあります。
そのため、この資格は、訪問を担当する社員にも役立つ資格と言えるでしょう。
高齢者本人のストレスはもとより、ケアする家族、さらに高齢者施設の職員のストレスにも対応する専門職です。看護師、介護士、栄養士など、高齢者をとりまくあらゆる職業の人が、付加的な知識・技術として同資格を役立てることが出来ます。
基本的には、教育現場でカウンセリングをする職業の人に役立つ資格です。スクールカウンセラーや電話相談員などに就く人が、仕事にさらなる専門性と具体性を付けるために、同資格を目指します。
また、学校だけではなく、塾や習い事教室の講師など、普段から青少年に接する職業の人にも必要な能力となるでしょう。
そのほか、子供のいる家庭で、実生活に役立つ資格でもあります。
なお、これら3つの資格は、たとえば「医師免許=医師としての就職」といったものとは違い、職業直結の資格ではありません。
資格を取得することで、現在の仕事をよりスムーズに、より効果的に行うという位置づけとなります。
以下の2つの条件を満たした場合に、受験資格が与えられます。
ちなみに、2つ目の認定講座に関しては、DVDなどによる自宅受講が中心となります。
試験は会場、または自宅を選択できます。在宅試験の場合は、会場試験と同一日時に行い、かつ論文が追加で課されます。
合否に関しては、受験してから1ヶ月ほど経ってから郵送で送られてきます。
ケアストレスカウンセラーの資格は認定試験対策講座を修了することが必須となりますが、講義DVDなど自宅学習できる通信講座がメインとなっています。
また、認定試験も一定条件を満たせば自宅での受験が可能となります。試験内容は公式テキスト内からの出題と一般常識問題となっており、合格基準は正答率70%以上です。
正式な合格率は非公開となっていますが、18歳以上なら大学や大学院で専門分野を学んでいなくても認定試験を受けることが可能で、かつ臨床経験も不要であることから比較的難易度は低いといえそうです。
ケアストレスカウンセラーの資格を取得した後に、青少年ケアストレスカウンセラーや高齢者ケアストレスカウンセラー、企業中間管理職ケアストレスカウンセラーなどのさらに専門的な資格を目指すことが可能となります。